助成金事業 2025
日本財団助成事業
地方創生のための持続可能な海の子どもリーダー育成(海と日本2025)
背景と目標
地域の海を見る機会を作りそこにある危機や課題や価値などを分かってもらう事で自分たち地域の価値や課題を知る事が出来る海の子供リーダーを作り出します。地域の資源を守り活かす事の出来る担い手を育成する事で、地域が自立した持続可能なコミュニティーを創出します。サンゴの保全や里海により地域の海を守り活かしていくようなや自立した地域ブランティングを海の子どもリーダーたちと行いリジェネティブな地域を作り出します。そのような取り組みは地方創生になり新しい人の流れを作りだす事が出来ます。地域と子どもたちは自分たち地域の本当の価値を知ることで、経済貧困などの解消や地域の豊かさを作りだす事にもつながる波及効果があります。
現状課題の一つは、県内子どもたちが海の中を見たり体験した事がなく、海が当たり前の存在なため県外の人ほど魅力を感じて関わったり興味を持とうとしない事です。今地域の海では近年では最大規模のサンゴの白化などもあったり、オーバーツーリズムによる環境悪化などの問題もありますが、地域の人達は壊れていく自分たち地域資源の危機を知らなかったり関心がなかったりする課題があります。またその地域資源であるサンゴの白化に対する対応は急務であるのに関わらずサンゴの植え付けなどの保全活動は県外の人しか興味がなく、一部のダイバーが参加するようなイベントにすぎない状況になっているのが課題である。地域の資源を地域外の人たちが興味を持ち守っていき地域の人たちは置いてけぼりという構造です。その原因の一つとして地域の方たちが海の中を観察する機会がないという事です。それ故に最大規模の白化が起きていても地域資源の危機も分からない状況です。海を外からしか見ていないので海は地域にとっては当たり前のものでしかなく、そこに価値を見出せないのが課題です。故にその地域資源を活かした取り組みで経済的な豊かさも生み出せない状況です。地域の資源を知って活かしていかないと地域の経済には繋がりません。地域の海の価値や危機や課題を自分たちで気づいて取り組み、地域が主体となって地域を盛り上げたり、サンゴの保全をしたりして地域を作っていく事が持続可能な海の環境を作っていく事に繋がり、また自立したコミュニティーを作っていきます。海という地域資源に対して敬意をもってしっかりと関わっていくような人と自然の共生を目指す仕組み作りを担う人材不足が課題です。
<事業実施年度の目標>
学校も年次を広げてより総括的に地域を巻き込んで、地域全体の子どもたちへまずは自分たちの海を知る事が出来る環境を作っていく。その後自分たちの地域の海の本当の価値を知る事で海の保全や支援に関わってもらえる人口を増やしていく、学年によって伝える内容ややり方を変えて小学校から高校まで総括的に地域中心で地域の海を守り活かしていく仕組みを作っていく。活動を通じて、県外や国外の人達と交流し発信の場を広げていき、より多くの人々に海の自然を伝えられるようにしていく地域の子どもたちの人材育成に寄与していきたい。最終的には全県民が海の事を知り活かして守るようになっていくようにする。新しいコミュニティーツーリズムによる地方創生に繋がる。
<3年後の目標>
活動を通じて海の子どもリーダーを誕生させて、県外や国外の国際交流の場を作り、自分達地域の海の魅力や現状の課題などを伝えられるようにしていく。県外国外の海の環境や体験に興味がある子どもたちや団体とパートナーシップを広げていき、新しい人の流れを作りだす事が出来る。地域の豊かさを作りだす事にもつながる地方創生の取り組みになる。ホームページや新聞・TVなどのメディアを活用し、沖縄県全体の問題とするよう周知啓蒙もしていく。重要性を知る事でシュノーケルなど海の教育を公教育にも取り入れてもらえるようにする。
持続可能な海の子どもリーダー育成(小学校編)
1.持続可能な海の子どもリーダー育成(小学生向け)
(1)時期:2025年5月‐2026年3月
(2)場所:恩納村(安富祖小5)、読谷村(渡慶次小6年、喜名小5,6年、古堅小6年、古堅南小6年、読谷小6年)豊見城小、兼原小、浦添小、カトリック小(小学校10校実施)、読谷地域の居場所作りセンター、村の子どもたち
(3)参加者:2000名
(4)内容:行政機関と連携し公立中高学校の総合学習の一環として、サンゴや保全について学習、プールや海でのシュノーケリング教育、サンゴの植え付けなどを観察するなど実施。地域の海作りイベント参加等で地域の人が総括的に地域資源の海を知り守り活かせるように実施。県外の中高へもオンラインにて実施し、地方との連携を作る。サンゴ保全に取り組む東京の学校とも関わり、地域の優位性を気づく地方創生に繋がる取り組みを実施。
教育的効果:海洋リテラシーの向上(生態系の理解、説明する力)課題を自分事にして考える力の向上、郷土愛の向上
より深い海洋教育の学びを提供するために居場所作りセンターと協力して希望者を公募する形で村の子ども達を育成するサンゴ部としてサンゴリーダー養成事業、村の人達を育成するオーシャンフェスタ、子ども団体とシュノーケリング教室、博物館とシュノーケリング教室、ダイビングライセンス教室、サーフィン教室、海洋教育キャンプ事業を実施 子どもだけの海洋教育キャンプも実施
地域の小学校のサンゴの海の授業に行く前に
地域小学校のプールでの水難防止講習 器材を上手く使えるようにセルフレスキュー講習
海の中で自分たち地域資源を知ります
ボートを使って里海作りも地域のみんなで知っていきます
県の教育委員会とコラボしてサンゴの教室を開催
居場所作りネットワークとコラボしてサンゴ部を設立
サーフィン教室を通して地域の資源を学ぶ
ダイビングライセンスを習得して
オーシャンフェスで地域の資源を楽しんで知ってもらいます
博物館とコラボでサンゴ観察会
学びフェスでサンゴの植付け体験を地域の子どもたちと学習
他の地域の自然学校の子どもたちともコラボしてサンゴの観察
オーシャンフェスで村の子どもたちへサンゴ学習
オーシャンフェスティバルでサンゴ植え付け
植え付けたサンゴを観察
オーシャンフェスティバルで地域の資源を知れるように水難防止啓蒙活動
持続可能な海の子どもリーダー育成(中高校生)
行政機関と連携し公立中高学校の総合学習の一環として、サンゴや保全について学習、プールや海でのシュノーケリング教育、サンゴの植え付けなどを観察するなど実施。地域の海作りイベントの運営協力をして地域の人が総括的に地域資源の海を知り守り活かせるように実施。県外の中高へもオンラインにて実施し、地方との連携を作る。サンゴ保全に取り組む東京の学校とも関わり、地域の優位性を気づく地方創生に繋がる取り組みを実施。本事業では、中学生・高校生を対象に海に関する学びを提供しました。当初は海での体験活動を予定していましたが、時間的制約により実施が難しく、授業内での実施へと変更しました。そのため、キャリア教育やサステナブル観光をテーマとした講義・ワークショップを行い、海と地域の関わりや将来の仕事について考える機会を提供しました。また、本プログラムは大学生にも実施し、より高い視点から地域や海の持続可能性について学ぶ機会となりました。
実際に中学校の部活動にて(地域の資源を修学旅行生へ案内する部活動)地域の資源を見に行く海洋実習
探究学習にてオーバーツーリズムの課題を実習
白化したサンゴの養殖所を見て地域の資源の豊かさと聞きを実感
サンゴの養殖場をモニタリング地域資源を知る体験
船を使ってサンゴの養殖所へ移動していきます
大学の先生ともコラボしながら授業でも取り入れてもらうアクションリサーチを実施
持続可能な海の子どもリーダー育成海洋キャンプ
1) 離島無人島で海の豊かさを知る海洋教育キャンプ体験(2泊3日)
手つかずの自然が溢れる無人島でシュノーケリングをして本来の地域資源の豊かさを知り持続可能な海とは何かを考えるキャンプを実施
2) 海人体験海の子どもリーダーキャンプ体験(1泊2日)
伝統漁を学び、帆掛けサバニを体験する伝統の力を学び漁場を知りと昔からの人とサンゴの関係を知り持続可能な海とは何かを考えるキャンプを実施、釣り体験やヒーターマラサー漁、刺し網等といった漁や釣りの仕方も学び魚のさばき体験なども学び、地域の水産資源を知り活かすような人材育成。次世代へ漁や資源の大切さを知ってもらう
無人島でイカダ作り何もない事の豊かさを知る
ドラム缶風呂
夜の海でモリ突きもする
漁師さん監修のもととったど~!
伝統漁を学ぶ帆掛けサバニ体験
海風を掴んで走ると相当早い
楽しく海人の歴史を学ぶ
伝統漁を学ぶミーカガン作り
釣り方も学ぶ
伝統漁を学ぶヒーターマラサー漁
大漁の海の恵みに感謝
モズク穫り体験
モズク畑に感謝
圧巻のもずく畑
魚のさばき体験で命の大切さを学ぶ
実際に自分たち撮った魚を捌きます
こんなでかいのも採れましたね
追い込み漁でも沢山採れました
もずくそうめん流し
火をおこすことって大変なんだと体感
魚を取るところから捌いて火を起こして調理してなんでもかんでも自分たちでやります
持続可能な海の子どもリーダー育成する指導員の養成コース(学校の先生、大学生)
持続可能な海の子どもリーダーを育成するための指導員を養成するための資格習得や研修会などを実施。自然体験指導員講習。キャンプリーダー講習。シュノーケリングインストラクター講習、ダイビングライセンス講習、海洋レスキュー、といったスキル面から地域資源の活かし方、サンゴの養殖場見学、海洋教育の指導法といった学術面までを講習。県外の学生へもオンラインにて実施し、地方との連携を作る。本事業では、中学生・高校生を対象に海に関する学びを提供しました。当初は海での体験活動を予定していましたが、時間的制約により実施が難しく、授業内での実施へと変更しました。そのため、キャリア教育やサステナブル観光をテーマとした講義・ワークショップを行い、海と地域の関わりや将来の仕事について考える機会を提供しました。また、本プログラムは大学生にも実施し、より高い視点から地域や海の持続可能性について学ぶ機会となりました。
トレーナーズ研修会
リスクマネジメントワークショップ
CPR&AED 緊急時のフローチャートを復習
海洋レスキュー
バディワークで器材の使い方を学びます
カヤックなど風を読んで理解する
火起こし体験と野外炊飯運営
テント設営と運営方法を学ぶ
カヌーによる組織効力感の向上体験
スノーケリング運営方法を学ぶ
ビーチクリーンとワークショップで海での課題を共有
シュノーケリングインストラクター講習
インストラクタースタミナトレーニング
国外NGO環境保全団体指導者への海洋教育指導
全国自然体験指導者への海洋教育指導
地域の居場所作りの先生たちとサンゴの苗を植付け
指導者のダイビング実習により地域の資源を学ぶ
目標達成度と結果
アンケート調査の結果、参加者の海への関心度、満足度、地域への愛着形成度はいずれも4.5(5段階評価)と高い評価を得ており、全体として90%以上の達成度となりました。
また、「考え方の変化」「今後の生活への有用性」「新たな知識の習得」「行動変容への意欲」「家族等への共有意欲」といった項目についても同様に高評価となり、本事業が意識・行動の両面において効果的であったことが確認されました。
自由記述においても、海洋環境保全への意識向上や地域資源としての海の価値の再認識、さらには海に関わる職業への関心の高まりなどが見られ、地域理解の深化と主体的な関与意識の醸成につながる成果が得られました。
指導者アンケートにおいても4.5(5段階評価)、達成度90%以上と高評価を得ており、研修への応用や教育現場での活用に関する前向きな意見が多く、本事業の教育的意義に対する理解と共感の広がりが確認されました。
本事業は、地域資源である海を軸とした学びを通じて、地域への誇りや愛着を育むとともに、将来的に地域社会を担う人材、すなわち地方創生に資する人材の育成につながる取り組みとして有効であると考えられます。
一方で、学校現場における時間的制約や教員負担、指導者不足、予算面での課題により、継続的な実施体制の構築が課題となっています。今後は、大学生等の若年層を指導者として育成・活用する仕組みづくりを進めるとともに、他大学への展開も視野に入れ、地域全体で支える体制の構築を図ります。
また、教科横断型の学びとしてキャリア教育や観光教育と連携し、教育効果を維持しつつ教員負担の軽減を図る必要があります。加えて、教育委員会等と連携した指導者研修の実施により、海洋教育の理解促進と担い手の拡充を進めていきます。
今後も、地域の海という資源を持続可能な形で活用しながら、地域の魅力を発信できる人材の育成を推進し、地方創生に寄与していくことを目指します。